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医療DX研修に行ってきました

2025年 10月 06日

おはようございます!

先週の水曜日は開院記念日でお休みでしたが、幹部の皆んなでDX研修に行ってきました。

ここ数年、AIという言葉を聞かない日はありません。医療の世界でも、AIはすでに静かに、しかし確実に浸透しています。

かつて“医師の勘と経験”に頼っていた領域に、データとアルゴリズムが入り込み、診療のあり方そのものを変えつつあります。

■ AIは「医師を置き換える」のではなく「拡張する」

AIが登場した当初、「医師の仕事がなくなるのでは」という声もありました。

しかし実際に臨床現場で活躍しているAIは、“代わり”ではなく“補助者”です。

たとえば画像診断AIは、レントゲンやCT、MRIの異常を瞬時に拾い上げ、見落としを防ぐ。

問診支援AIは、膨大な症状パターンから鑑別疾患を提案し、医師の思考を助けます。

AIは診断の「速度」と「精度」を高め、医師はより深い判断や説明に集中できる。

いわばAIは、“医師の時間と脳を拡張するツール”なのです。

■ 医療の現場に入り始めたAIの実例

  • 画像解析AI:胸部レントゲンの陰影検出、骨折診断、腫瘍の自動識別
  • 電子カルテAI:診療録の自動要約、処方提案、音声入力の精度向上
  • リハビリ・整形分野:姿勢解析アプリ、動作パターンのAI解析、エコー画像の自動ラベリング
  • 経営面:予約需要の予測、患者層分析、SNS口コミの自動分析

これらはすべて、“医療を支える裏方”としてすでに動いています。

■ AIと人間の「役割分担」

AIが得意なのは、大量のデータからパターンを見つけること。

一方で、人間が得意なのは、そのパターンの意味を読み取り、患者の文脈に合わせて判断すること。

痛みの訴え一つをとっても、生活背景・感情・希望を読み取るのは人間にしかできません。

AIは医師の思考を助ける“顕微鏡”のような存在であり、それを使いこなすのが我々の使命です。

■ これからの医療に必要なこと

これからの時代、医療者に求められるのは「AIを使いこなす力」だけでなく、

「AIでは補えない人間力(共感・説明・判断)」を磨くことです。

AIと共に働くことで、医療はより“人に寄り添う”方向へ進むでしょう。

この記事の執筆・監修

著者のプロフィール画像

寺田 哲Satoshi Terada

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医師/麻酔科専門医・ペインクリニック専門医

「痛み痺れを諦めない」をモットーに、日々診療にあたっています。最新のエコーガイド下治療やVR治療など、医学の力で患者さんの日常を取り戻すためのヒントと、日々の学びを綴ります。

略歴・資格

  • 2008年 埼玉医療センター麻酔科
  • 2014年 NTT東日本関東病院 ペインクリニック科
  • 2016年 静清リハビリテーション病院
  • 2019年 三島総合病院 ペインクリニック科 医長
  • ペインクリニック専門医 / 厚生労働省 麻酔科標榜医 / 健康スポーツ医

専門・研究

超音波ガイド下治療やVR治療の最前線で活動し、多くの学会(日本ペインクリニック学会、日本VR医学会等)でシンポジストや基調講演を務める。

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