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肩こり・腰痛・しびれが「水」で変わる? ハイドロリリースとは何か

2026年 06月 01日

肩こり・腰痛・しびれが「水」で変わる?

ハイドロリリースとは何か

「痛み止めを飲んでも、マッサージに行っても、また戻ってしまう」。

そんなお声を外来で毎日耳にします。

今日はそういった慢性的な痛みに対して、当院が力を入れている「ハイドロリリース(筋膜リリース注射)」についてお話しします。

■ そもそも筋膜って何?

筋肉はそれぞれ薄い膜(筋膜)に包まれており、本来はなめらかに滑り合っています。

しかし同じ姿勢を長時間続けたり、負荷をかけ続けたりすると、この筋膜同士が癒着して「ズレにくい状態」になってしまいます。

この癒着が、痛みやこり、しびれの根本原因のひとつと考えられています。

■ 「水で剥がす」という発想

ハイドロリリースでは、生理食塩水や少量の局所麻酔薬などを癒着した筋膜の間に注入し、物理的に「剥がす」治療を行います。

最近の研究では、炎症を引き起こす物質(ブラジキニン・プロスタグランジンなど)が洗い流されることも、痛みが取れる理由のひとつとわかっています。

■ 当院の強みは「見ながら打つ」こと

最大のポイントは、高精細なエコー(超音波)を使いながらリアルタイムで針先を確認することです。

筋膜や神経はレントゲンには映りません。エコーを使うことで、確かに狙った場所へ正確にアプローチできます。感覚だけで行う注射とは精度が根本的に異なります。

■ こんな方にご相談ください

・肩こり・首こりが慢性化している

・腰痛が繰り返す

・手や足にしびれがある

・マッサージに通っているが根本的に改善しない

こういった方が、ハイドロリリースの対象になることがあります。

保険適用内で受けられる場合も多く、外来で短時間で処置が終わります。

「どんな治療か聞くだけ」でも大丈夫ですので、まずは一度ご相談ください。

この記事の執筆・監修

著者のプロフィール画像

寺田 哲Satoshi Terada

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医師/麻酔科専門医・ペインクリニック専門医

「痛み痺れを諦めない」をモットーに、日々診療にあたっています。最新のエコーガイド下治療やVR治療など、医学の力で患者さんの日常を取り戻すためのヒントと、日々の学びを綴ります。

略歴・資格

  • 2008年 埼玉医療センター麻酔科
  • 2014年 NTT東日本関東病院 ペインクリニック科
  • 2016年 静清リハビリテーション病院
  • 2019年 三島総合病院 ペインクリニック科 医長
  • ペインクリニック専門医 / 厚生労働省 麻酔科標榜医 / 健康スポーツ医

専門・研究

超音波ガイド下治療やVR治療の最前線で活動し、多くの学会(日本整形超音波学会、日本ペインクリニック学会、日本VR医学会等)でシンポジストや基調講演を務める。

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