病気と症状の知識

骨粗鬆症について勉強しましょう その1

2025年 11月 30日

おはようございます。

今週もゴルフに行ってきましたが、この秋晴れとこの風景最高ですね。

やっぱり日本は最高ですね。

僕は日本に生まれて本当によかったと思います。なので、日本のために少しでも貢献できるよう、いつも考えています。当院の理念は痛み痺れをあきらめないですが、日本のためにと考えるとまずは三島市いや静岡東部の健康寿命を日本一にすることがまず第一歩なのではないかと思っています。そのためには、やはり骨と筋肉で寝たきりの体を作らせないことです。

なので、今回からは2025年度の新しいガイドラインをもとに骨粗鬆症をテーマにお話ししていこうと思います。

🦴骨粗鬆症とは?

―“静かに進む病気”を早く見つけることが最も大切―

骨粗鬆症は「骨が弱くなる病気」。
しかし痛みがないまま進むため、“気づいたときには骨折していた”ということが少なくありません。

特に注意すべき骨折は…

  • 背骨の圧迫骨折
  • 大腿骨(足の付け根)骨折

大腿骨骨折は寝たきりの原因にもなり、健康寿命に大きく影響します。


🔵2025年ガイドラインで大きく変わった点(1)

■ 骨密度“だけ”ではリスクを判断しない

2025改訂では、
「骨密度 + 臨床リスク因子」の総合評価 が必須となりました。

重要なリスク因子:

  • 過去の骨折歴
  • ステロイド内服
  • 握力低下(サルコペニア)
  • 歩行速度の低下
  • BMIの低値
  • 喫煙・飲酒
  • 慢性腎臓病

👉 骨密度が少し低い程度でも、リスク因子が多ければ治療が必要です。


🔵2025年ガイドラインで大きく変わった点(2)

■ “骨折してから治療”は遅い

背骨の骨折の半分以上は無症状。
一度骨折すると 次の骨折リスクが2〜5倍に増え、連鎖的に骨折が進む(fracture cascade)。

👉 骨折する前に介入する=早期発見・早期治療が最優先


🔍 骨粗鬆症の検査は簡単

DEXAというX線検査で

  • 股関節

を測定。
痛みなく数分で終了します。

まずは検査をしてみてはいかがでしょうか?

この記事の執筆・監修

著者のプロフィール画像

寺田 哲Satoshi Terada

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医師/麻酔科専門医・ペインクリニック専門医

「痛み痺れを諦めない」をモットーに、日々診療にあたっています。最新のエコーガイド下治療やVR治療など、医学の力で患者さんの日常を取り戻すためのヒントと、日々の学びを綴ります。

略歴・資格

  • 2008年 埼玉医療センター麻酔科
  • 2014年 NTT東日本関東病院 ペインクリニック科
  • 2016年 静清リハビリテーション病院
  • 2019年 三島総合病院 ペインクリニック科 医長
  • ペインクリニック専門医 / 厚生労働省 麻酔科標榜医 / 健康スポーツ医

専門・研究

超音波ガイド下治療やVR治療の最前線で活動し、多くの学会(日本ペインクリニック学会、日本VR医学会等)でシンポジストや基調講演を務める。

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