日常・コラム

夏休み自由研究

2025年 08月 11日

ジュースに含まれる砂糖の量と健康への影響 〜糖尿病予防の観点から〜

こんにちは、みしま痛み&リハビリクリニック院長の寺田です。
今日は、息子の自由研究をきっかけに「ジュースの砂糖量」と「糖尿病との関係」についてお話します。


■ 自由研究の結果にびっくり!

今回の研究では、10種類の飲料水を100mlずつ計り、水分を蒸発させて残った砂糖の重さを測定しました。
その結果…

順位

飲み物

砂糖の量(100mlあたり)

1位

モンスター

9.8g

2位

リアルゴールド

7.8g

3位

コーラ

7.5g

4位

三ツ矢サイダー

6.7g

5位

オレンジジュース

5.5g

10位

コカコーラ(ゼロ)

0g

「モンスター」や「コーラ」などの炭酸飲料はやはり高めですが、スポーツドリンクやオレンジジュースも意外と砂糖が多く含まれていました。


■ 砂糖と糖尿病の関係

砂糖そのものが直接「糖尿病を引き起こす」というよりも、
砂糖を多く含む飲み物を習慣的に飲むことで、肥満やインスリン抵抗性が進み、糖尿病のリスクが高まることがわかっています。

特に清涼飲料水は液体なので、食事で摂る糖質よりも吸収が早く、血糖値が急上昇しやすいのが特徴です。
血糖値の急上昇はインスリン分泌を促し、長期的には膵臓への負担になります。


■ WHOが推奨する砂糖摂取量

世界保健機関(WHO)は、砂糖の摂取量を1日あたり総エネルギーの5%未満(成人で約25g以下)に抑えることを推奨しています。
今回の研究結果を見てみると、例えばモンスターを500ml飲むと 約49gの砂糖=推奨量の約2倍になります。


■ 実際にどうすればいい?

  • 水やお茶を基本にする
  • 甘い飲み物は「毎日」ではなく「たまに」にする
  • スポーツドリンクも運動後など必要な時だけに
  • ジュースを飲むときは量を減らす or 氷で薄める

■ まとめ

小学生の自由研究からもわかるように、市販の飲料には想像以上に砂糖が含まれています。
糖尿病予防や健康維持のためにも、飲み物の選び方はとても大切です。
まずは「自分が普段飲んでいる飲み物の砂糖量」を知ることから始めてみましょう。

この記事の執筆・監修

著者のプロフィール画像

寺田 哲Satoshi Terada

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医師/麻酔科専門医・ペインクリニック専門医

「痛み痺れを諦めない」をモットーに、日々診療にあたっています。最新のエコーガイド下治療やVR治療など、医学の力で患者さんの日常を取り戻すためのヒントと、日々の学びを綴ります。

略歴・資格

  • 2008年 埼玉医療センター麻酔科
  • 2014年 NTT東日本関東病院 ペインクリニック科
  • 2016年 静清リハビリテーション病院
  • 2019年 三島総合病院 ペインクリニック科 医長
  • ペインクリニック専門医 / 厚生労働省 麻酔科標榜医 / 健康スポーツ医

専門・研究

超音波ガイド下治療やVR治療の最前線で活動し、多くの学会(日本ペインクリニック学会、日本VR医学会等)でシンポジストや基調講演を務める。

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