治療の解説

特殊治療 ボトックス治療(21)

2024年 02月 11日

おはようございます。最近家族カラオケが流行りです。

子供らの曲には全くついていけない(ミセスグリーンアップル、Ado、ヒゲダンとか)ですが、私はミスチル、B'z、ラルクそんな世代です。

ついに、アップルからApple Vision Proがアメリカで販売開始となりましたね。

Apple Vision Proは、Appleが「MacbookやiPhone、Apple Watchなど、長年開発してきた数々のプロダクトデザインの集大成」と発表しています。

そのため、Meta Questなどの既存のXRデバイスと比べ、圧倒的な性能の高さと使いやすさを実現するのではと、世界中から大きな注目を集めています。Meta Quest3も凄かったので期待大です。

本デバイスの価格は日本円で約50万円で、2024年2月2日にアメリカで発売された後、2024年中にその他の国と地域でも販売される予定です。日本でも年末には出るようですが、必ず手にしてみたいと思っています。

 

さて、当院の特殊治療紹介コーナーも残すところ後わずかになってまいりました。こちらを当院の特殊治療としてのラインアップにあげるかはいささか抵抗がありますが、痛みとは別に痙攣や痙縮、多汗症の治療もあってもいいでしょう。

 

当院ではボトックスを使用してこれらの治療にあたっております。

下記の治療に関してはライセンスを取らないとできない治療ではあります。(当院では肩こりや美容には使用しておりません)

とはいえ、当院で行う頻度はあまり多くなく、眼瞼痙攣や顔面痙攣の患者さんに2、3回程度数名行っているくらいです。

当院では脳梗塞後のリハビリは行っていないので痙縮に対しては行っていなく、多汗症に至っては今までで2回ほどしか実地したことがありません。(このクリニックではないときに)

ですが、治療方法としてはなかなかしているところも少なく、その割には有病率としては意外と多いので困っている方はいるのではないかと思います。

では、これらの病気はどういった病気なのでしょうか?

まずは、眼瞼痙攣や顔面痙攣

眼瞼痙攣や顔面痙攣は自分の意思に反してまぶたがぴくぴく動いてしまったり、唇がひくひくしたりします。最も多いのが眼瞼ミオキミアといわれるもので、まぶたの一部がぴくぴくする状態です。大多数はなんの前触れもなく起こり原因ははっきり分かっていませんが、自然に改善するもので心配はいりません。しかし、治療が必要な眼瞼痙攣もあります。

治療が必要な片側顔面痙攣は脳の中で顔面神経が圧迫されることによって起こるといわれています。顔面の半側(右側か左側)にのみ起こります。発症初期は前述の眼瞼ミオキミアに似た症状がみられますが、進行するとまぶただけでなく同じ側の頬や口元も痙攣します。必ず一度脳神経外科でMRIをとることをお勧めします。

治療としてはボトックスを痙攣している筋肉に打ちます。

痙縮については下記のような症状です

痙縮(けいしゅく)とは筋肉が緊張しすぎて、手足が動かしにくかったり勝手に動いてしまう状態のことです。 手指が握ったままとなり開きにくい、ひじが曲がる、足先が足の裏側のほうに曲がってしまうなどの症状がみられます。(wiki引用)

脳梗塞後などに生じますが当院では脳神経のリハビリをしていないので、またの機会にお話しします。

 

そして最後に多汗症です

多汗症と言っても当院で行うのは腋窩 ワキだけに限ります

ワキは汗腺が密集している所で、暑さを感じたり、ストレスや緊張状態などを脳が感じると、汗が出ます。特別な原因がないのにワキに多量の汗をかく疾患を「原発性腋窩(えきか)多汗症」と呼びますが、重度のワキ多汗症は保険診療で治療できます。1回の注射で4~9ヵ月効果が持続しますので、年1、2回程度の治療で汗を抑えることができます。

 

このように、痛み以外にも行うことはあります。

さて、次回は更年期障害に対してプラセンタ治療をご紹介します。

 

では、またクリニックでお会いしましょう!

 

この記事の執筆・監修

著者のプロフィール画像

寺田 哲Satoshi Terada

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医師/麻酔科専門医・ペインクリニック専門医

「痛み痺れを諦めない」をモットーに、日々診療にあたっています。最新のエコーガイド下治療やVR治療など、医学の力で患者さんの日常を取り戻すためのヒントと、日々の学びを綴ります。

略歴・資格

  • 2008年 埼玉医療センター麻酔科
  • 2014年 NTT東日本関東病院 ペインクリニック科
  • 2016年 静清リハビリテーション病院
  • 2019年 三島総合病院 ペインクリニック科 医長
  • ペインクリニック専門医 / 厚生労働省 麻酔科標榜医 / 健康スポーツ医

専門・研究

超音波ガイド下治療やVR治療の最前線で活動し、多くの学会(日本ペインクリニック学会、日本VR医学会等)でシンポジストや基調講演を務める。

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