治療の解説

特殊治療 4Dストレッチ(18)

2024年 01月 21日

皆さまおはようございます。

昨日は兵庫県は神戸市三宮のぱくペインクリニックまで、肩の治療のお勉強をしに当院の理学療法士のスタッフ達を連れて行ってきました。

朴先生はペインクリニックの大変ご高明な先生で、なかでもサイレントマニプュレーションという凍結肩(40肩、50肩)の治療をご考案された先生でもあります。(サイレントマニプュレーションは当院でもしていますので、次回にしっかりとお話しさせて頂きます)

その凍結肩の治療で大事なことは痛みを取ることはもちろん、拘縮(硬さ)を取ることも重要です

そして、その拘縮が関節包の硬さか筋肉(腱板と言われる筋肉)の硬さでなっているか、もちろん2つとも原因かを見極めて治療にあたることが重要です。今回は肩関節のローテータカフという、いわゆるインナーマッスルを治療することで肩の可動域や痛みの改善につながる新しい方法を教えていただきました。私自身、治療技術が向上したと思うので早速診療に役立ててみます!

 

さて、では今日のテーマ4ステップの実践の一角をなす4Dストレッチについてお話しをするとともに、理学療法についてまずお話しましょう。

理学療法は身体の障害がある人に対して、動作能力の回復を図るために行われる治療法です。この治療法は、大きく「運動療法」と「物理療法」の二つに分けられます。運動療法は、文字通り身体を動かすことで、身体機能の回復を目指すリハビリの一種です。例えば、関節可動域練習として関節の動きを改善し、拘縮(こうしゅく)の予防をします。これはセルフメディケーションとして家で出来るエクササイズも必須です。昨日の勉強会はこちらのお勉強でした。

加えて、基本動作練習や日常生活での基本的な動作訓練や筋力・持久力増強練習で個々の患者様のニーズに合わせた筋トレが重要です。これには先週お話ししたヒガトレックなども良い機械でしょう。また、協調性訓練・バランス運動訓練は脳や神経の病気や損傷が原因で動作のバランスや流れが上手く掴めない患者様への訓練としてVRなども活用できますが今回ご紹介したいのは4Dストレッチです。

当院の運動器具としては、ヒガトレックと双肩をなすもう一つの目玉商品です。

 

4Dストレッチ

4Dストレッチは

反射的な運動の促進し、身体の自然な反射を活用して運動を行います。これにより、身体が自然な動きを学び、運動機能が向上します。

また、多方面に無理のない身体の動かし方が可能であるので身体に無理な負担をかけず、心拍数や血圧の急激な上昇を防ぎながら、効果的に身体を動かすことができます。

そして最も特筆すべきは、機能的な改善やリハビリテーションにも利用され、特に筋肉や関節の柔軟性、動作の協調性を高めることにができるという点です。

簡単にいうとそこらへんの筋トレ器具やストレッチマシンとは全然違うということです

当院には3台の4Dストレッチが置いてあり

1肩、肩甲骨 2大腿、ハムストリングス 3股関節

の3パターンを試すことができます。

このように当院では特に運動療法に力を入れていて、理学療法士が多数在籍もしております。(現在4人.4月から6人になる予定)パーソナルトレーニングで体力増進をしたい方や再発予防に取り組みたい方なども気兼ねなくお越しください。

次回は拘縮肩の治療に用いるサイレントマニピュレーションについて書いていきたいと思います。

 

この記事の執筆・監修

著者のプロフィール画像

寺田 哲Satoshi Terada

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医師/麻酔科専門医・ペインクリニック専門医

「痛み痺れを諦めない」をモットーに、日々診療にあたっています。最新のエコーガイド下治療やVR治療など、医学の力で患者さんの日常を取り戻すためのヒントと、日々の学びを綴ります。

略歴・資格

  • 2008年 埼玉医療センター麻酔科
  • 2014年 NTT東日本関東病院 ペインクリニック科
  • 2016年 静清リハビリテーション病院
  • 2019年 三島総合病院 ペインクリニック科 医長
  • ペインクリニック専門医 / 厚生労働省 麻酔科標榜医 / 健康スポーツ医

専門・研究

超音波ガイド下治療やVR治療の最前線で活動し、多くの学会(日本ペインクリニック学会、日本VR医学会等)でシンポジストや基調講演を務める。

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